アイロン台無しでも洋服のシワがとれる上に、プレスの機能や、脱臭や除菌もできるパナソニックの衣類スチーマーを使ってみた感想をまとめました。
家の中でわんこを飼っているので、ペット臭を取ってくれる機能があるのはとても助かりますし、洋裁（主に犬服作り）で、細かいパーツをプレスする時にも役立つことがわかりました。
スチームの機能しか期待していなかったのですが、思いのほか用途が多く、これから大活躍してくれそうな一台です。
パナソニック衣類スチーマーNI-FS780について
仕様
NI-FS780はパナソニックの最新型（2022年11月時点）の衣類スチーマーで、カラーはアイボリーとカームグレーがあります。今回は、汚れが目立たないかな～と思い、カームグレーを購入しました。
タンク容量 約１１５ｍL
電源コードの長さ 約２．５ｍ
アイロン面の温度
高温（スチーム約190℃、ドライ約160℃）、中温（スチーム約155℃、ドライ約140℃）、低温（ドライ約110℃）
大きさ
本体：長さ１６．５ｃｍ 幅８ｃｍ 高さ１３ｃｍ
スタンドに置いたとき：長さ１７．５ｃｍ 幅９ｃｍ 高さ１５ｃｍ
質量 約６９０ｇ（スタンド含まず）
６つの特長
①パワフルなスチームでサッとシワ・ニオイとり
②パナソニックなら360°パワフルスチーム
③たっぷり使えるのに軽量＆コンパクト
④約19秒のスピード立ち上がり
⑤プレスもできる２WAY
⑥衣類の清潔ケア（脱臭、除菌）
公式HPはこちらになります。
使ってみた感想
HPに書かれていた6つの特長に基づいて、実際に1枚のシャツにスチームをかけてみた感想をまとめました。
（上が、スチーム前、下がスチーム後の写真です。）
①パワフルなスチームでサッとシワ・ニオイとり
設定温度は、低中高の3段階ですが、スチームの場合、高温がメインになると思います。
瞬間4倍パワフルスチームは確かに威力がありますが、連続して使うことができないので、高温をそのまま使う方が効率がいいです。タンクの水の減りも早くなるので給水回数も増えます。
大きなシワは1～2回のスチームで取れます。
アイロンでプレスするとどうしてもきれい目に仕上がってしまいますが、スチームだとラフプレスの仕上がりとなり、カジュアルシャツには適したシワ取り方法だと思います。
スチームを出す時は、ハンドルの内側にあるスチームボタンを押し続けて使用しますが、高温を使っている時に誤って2回連続押ししてしまうと、突然パワフルスチームが出てしまいびっくりするので気を付けてください。（私は何回かやってしまいました・・。）
※瞬間4倍パワフルスチームは、高温の状態で2回スチームボタンを押すと、1回シューっと出る仕組みです。(一番上にある、POWERFUL 4ｘ です。）
②パナソニックなら360°パワフルスチーム
どんな向きでも使えるのは便利ですが、下向きはかなり腕が疲れました。
６９０ｇは軽量なのかもしれませんが、筋力のない私には重さを感じました。
基本的には横向きが一番手に負担が掛からず、きれいにシワを伸ばすことができました。
スチームは6か所から出てきます。
③たっぷり使えるのに軽量＆コンパクト
タンクにMAX１１５ｍL入れると、スチームは約10分かけられます。
ハンドルは手になじみやすく、使いやすかったですが、軽量（６９０ｇ）とはいえ、ずっとスチームボタンを押しながら作業するのはとても疲れました。
今回はシャツにスチームをかけたところ、水量は半分くらいになりました。
コートなど大きいものに全体的にスチームをかけるとなると、一回でタンクは空になる可能性があります。
④約19秒のスピード立ち上がり
19秒はあっという間。
すぐに使えてとても便利でした。
⑤プレスもできる２WAY
衿やカフスのシワは見頃に対して取りにくかったです。
細かいパーツのみ、アイロン台に乗せてプレスもできるのは便利です。
（今回はスチームのみで、プレスはしていません。）
スチームだけだと出番が少なそうですが、プレスの機能が備わっていると使う頻度が増えそうです。
しかし、衿、カフスや細かいパーツなど狭い範囲のプレスには便利ですが、広範囲のプレスにはやはり普通のアイロンが便利です。
⑥衣類の清潔ケア（脱臭、除菌）
脱臭に関しては、コートなど頻繁に洗えないものや、リビングのソファーやクッションに使っています。スチームが使えない素材もあるので、使用前に品質表示を必ず確認してください。
除菌は目に見えないので効果ははっきりわかりませんが、わんこを室内で飼っているので脱臭と一緒に除菌の機能も期待しています。
犬服作りに便利！
メインは、アイロン台を使わずハンガー掛けしてスチームをかける使い方ですが、パーツの小さい犬服作りにこのスチーマーがとても役立つことに気が付きました。
普通のアイロンだと、アイロン面が広すぎて細かいところにプレスしにくかったのですが、このスチーマーをアイロン代わりに使うと小回りが利くミニアイロンに変身しました。
通常のアイロンより、電源を入れてからの立ち上がりが早いのでちょっとだけ使いたい時にさっと使えて便利でした。
洋裁好きな方にはおすすめします。
作るものによって、普通のアイロンとこちらのスチーマーを使い分けていこうと思います。
良かった点と気になった点
良かった点と気になった点をまとめました。
良かった点
①温度設定が3段階あり、用途により使い分けることができる。
②パワフルスチームで1～2回スチームを当てれば、楽にシワが取れる。
③きれい目になりすぎす、ラフプレスの自然な仕上がりになる。
④どんな向きでも使えるので、何も考えずにスチームがかけられる。
⑤電源を入れて、19秒で使える。
⑥スチームとして、アイロンとして、2種類の使い方ができる。１台２役。
⑦スチームで、脱臭と除菌ができる。
⑧洋裁好きさんにおすすめ。普通のアイロンでは掛けにくい細かいパーツにプレスしやすい。
犬服作りにも便利なことを実感。
気になった点
①瞬間4倍パワフルスチームは威力抜群だが、連続で使えないので出番は少なそう。
②瞬間4倍パワフルスチームは、一度に使う水の量が多めなので給水頻度が上がる。
③軽量とはいえ６９０ｇあるので、スチームボタンを押し続けて使い続けるのは疲れる。
④プレス機能（アイロンと同じ使い方）は便利だが、広範囲の作業には向かない。
⑤シャツ1枚でタンクの水を約半分使うので、何枚かスチームする時には給水が必要。
まとめ
衣類スチーマーを初めて購入し使ってみましたが、アイロン台無しで使えるというのがとても便利でした。スチームだけでなく、アイロンとしての機能も備わっているので、頻繁にアイロンしない方はこれ1台あれば十分だと思います。
また、洋裁（主に犬服作り）の細かいパーツ作りのプレスに役立つこともわかったので、今後脱臭も含め、家の中でフル活用できそうです。
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