小豆カイロを使ったことがありますか?
小豆の力でじんわりと体を温めてくれる、やさしいカイロです。
私は、盛夏以外はずっと使っている愛用品です。
今回は小豆カイロの作り方をご紹介したいと思います。
簡単ですので、是非作ってみてください。
小豆カイロとは
小豆カイロとの出会い
私が初めて使った小豆カイロは、鍼灸の先生に薦められて買った、桐灰のあずきのチカラ(どこでもベルト)でした。
使ってみると、普通のカイロとは違って小豆から出る蒸気のしっとりとした温かさで、じわっと温めてくれる感じが病みつきになり、盛夏以外はほぼ毎日使うようになりました。
どこでもベルトは、持ち手が長くなっているのとサイズが大きめなので、首や肩以外の腰やお腹にも巻き付けて使うことができるので、こちらのサイズを選んでよかったと思いました。
私は主に夜寝る前に温めて、布団に入って横になってからあずきカイロを胃の上に乗せ、少しずつ足の付け根までずらしていってお腹全体を温めながら寝るというのが習慣になっています。子宮の辺りをじんわりと温めると生理痛も楽になりますよ。冷え性なので、手が冷えた時にはお腹の上に置いたカイロの上に手を乗せて温めたりしています。
1年使い続けて、また新しいのを買おうかと思ったのですが、カイロの中身は小豆だけだったので、これだったら手作りできると思い作ることにしました。
手作りだと、好きな生地で作れるのと安く作れるのがいいですね。
小豆カイロが温かくなる理由
小豆の中には他の豆類と比べて水分がたくさん入っているので、電子レンジで温めるとその水分が水蒸気となって出てきて、温かくなる仕組み(あずきのチカラ説明文より)と書かれていました。
水蒸気は目には見えません。
蒸気の温かさは体の深いところまで届く特長があるので、芯までよく温まるのだと思います。
小豆カイロの使い方
・電子レンジで加熱するだけで温めることができます。
500Wで1分30秒にしています。600W以上だと中の小豆が焦げるので必ず600W以下にしてください。
季節によりますが、1回温めると約20分位持続します。
・小豆は温めると中の水分が水蒸気として放出され無くなってしまいますが、冷えていくうちにまた空気中からの水分を吸収して元に戻るので繰り返し使うことができます。そのため、使ったら4時間以上は空けて水分を確保する時間を作ります。
・250回くらいしか使えません。
中の小豆が水分を保てなくなったり、焦げやすくなったりします。温まりにくくなったり、軽く押すと小豆が割れたりするようになったら交換しましょう。
小豆カイロの作り方
小豆を入れる本体とカバーの2つを作りました。
カバーは取り外して洗濯できるようにしました。
カバーは作らなくても本体のみでも使えますが、その場合本体の生地は厚手の生地にしてください。
準備するもの
生地は必ず天然素材にしてください。
化学繊維(ポリエステル、ナイロンなど)は、電子レンジで溶ける可能性があります。
肌なじみのいい、綿100%にしましょう。
- 本体生地(ブロード) 15.5cmx36cm(縦×横)
- カイロカバーの生地(オックス) 18cmx37.5cm(縦x横)
- 小豆 390g
小豆はスーパーだと少量のものが多いので、私はネットで買いました。その方が安く手に入りました。今回買ったのは、こわけやさんの1kgです。こちらが安かったです。 - ミシン糸 スパン糸60番
本体の作り方(小豆を入れた袋)
生地を裁断する
本体の生地とカバーの生地を2つ裁断しますが、まず本体の方から作ります。
生地の上をわにして、縦15.5cm、横36cmにカットします。
この中に縫い代は含まれています。
「わ」とは、生地を二つ折りした時の折り目の部分を示していて、洋裁でよく使われる言葉です。
作り方手順
①1cmの縫い代で左右を縫って表に返す。表に返したら小豆を入れる所の縫い代を折って(1cm)アイロンでくせを付けておく。
②左右11cmのところにステッチを掛ける。3つの部屋に分かれる。
③小豆を130gずつ量って入れる。
小豆が出ないように、ミシンを掛けて口を閉じる。
これで、小豆カイロは完成だよ!
次はカバーを作ってみよう~。
小豆カイロのカバーの作り方
生地を裁断する
カバーの生地は、2枚裁断します。
1枚は、①縦18cm、横37.5cm、2枚目は、②縦18cm、横47.5cmにカットします。
この中に縫い代は含まれています。
作り方手順
①生地の右端を1cm幅の三つ折りにしてステッチを掛ける。
②2枚の生地を中表に合わせる。長い方の生地②を下に。三つ折りは右側に出るように置く。
③①の長さまで②を折る。
④①の生地を取り出す。
⑤②の生地の上にそのまま重ねる。
⑥1cm幅のステッチでコの字に縫う。縫い代はロックミシンかジグザグミシンを掛ける。
⑦表に返してアイロンを掛ける。
出来上がり
小豆カイロ本体をカバーに入れて、出来上がり!
まとめ
私の愛用品、小豆カイロの作り方を紹介しました。
今回、小豆を390g入れて少し大きめに作っていますので、用途によってサイズを変えたりしてみてください。
使い捨てカイロとは違って、何回も使えるので使っているうちに愛着も湧いてきます。
小豆から出る蒸気のしっとりとした温かさを体感してみてください。
今回作ったカイロは母にプレゼントしました。
自分用でも、プレゼント用でも、好きな生地を使って作ってみてください。
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