お気に入りの犬服やそんなに着ていない犬服に穴やひっかき傷がついてしまったとき、ショックですよね。そんな時、捨てるのではなくリメイクしてみる方法をご紹介したいと思います。
家にある端切れを使えば、材料費はタダです。
捨てるにはまだ早い!と思ったら、リメイクしてみましょう。
穴の開いてしまった犬服
キャミソールの左肩の生地が解れて、穴が開いてしまいました。
何年も着ているので汚れもありますが、もう少し着たいな~ということで、この部分を直してみることにしました。
穴をあけたのは、私じゃないですよ~。
リメイクの手順
どんなデザインにするか考える
このままのデザインを活かすのか、がらりと雰囲気を変えるのか、デザインを考えていきます。
今回は、キャミソールをやめて、解れた部分を隠すようにして生地を追加することにしました。
どのあたりに生地を追加するか、まち針で印を付けます。目安です。
生地を追加したい位置がだいたい決まったら、犬服の下に紙を敷いて、フリーハンドで作りたいイメージを紙に書いていきます。フリーハンドで書くのが難しいときは、手持ちの犬服で参考にできるものや以前作った犬服の型紙があったらそれを写します。
型紙を作って、シーチングで確認する
フリーハンドで書いたものを、定規を使ってきれいに書き直します。
肩が3cmの幅のノースリーブのデザインにしました。
犬服の下に型紙を敷いてみて、雰囲気を確認します。
作った型紙がどんなかんじなのか、伸びない生地ですが薄手のシーチングで確認してみます。
生成のシーチングは仮縫いなどに使う安価な生地ですが、使わない端切れなど何でもいいです。
(型紙の紙が足りなくなって、ちょっと縫い代の先が切れています。)
縫うのが丁寧ですが、今回は縫わずにシルクピンで留めつけるだけです。
シーチングで確認したところ、大丈夫そうなのでこの型紙を使うことにします。
気になるところがあったら、ここで修整しておきます。
裁断して縫う
型紙を使って本番の生地を裁断します。
縫い代はすべて1cmにしています。微調整できるように、1.5cmにしておいてもいいです。
生地は家にあった、ジャガード生地です。
裁断したら、生地を中表にして肩線を縫います。
解れやすいので縫い代に、ロックミシンかジグザグミシンを掛けます。
このパーツが出来たら、見頃(犬服本体)に縫い付けます。
縫い付けたら一度わんこに着せてみて、サイズを確認します。
着せてみて、だぶついているところがあればつまんで安全ピンで留めておきます。少しゆとりを残しておいてください。そのつまんだ分は、縫い合わせる時に縫い込んでいきます。
キャミソールのパイピングはそのまま活かして作ることにしたので、まず片側をパイピングで包みます。余分なパイピングはカットします。
キャミソールなので、パイピングは1本しかないため首側のパイピングは同じジャガードの生地で継ぎ足しました。1cm幅のパイピングです。
仕上げ
パイピングで挟み込んで首側を縫ったら、元々犬服に付いていたリボンを付けます。
余分な糸を切って始末をしたら終わりです。
出来上がり
左右対称にしようかと思ったのですが、今回はあえて片側のみ生地を足してアシンメトリーなデザインにしました。その方がおしゃれかな?と思いましたので。
材料は家にあるものを使ったので、今回は材料費タダでした。
着なくなった洋服や、余り布など、使えそうなものがあるかどうか一度確認してみてください。意外な掘り出し物があるかもしれませんよ。
着用してみた
完成品を着用してみました。
穴も塞がり、犬服が復活しました。
リボンがアクセントになりました。
まとめ
穴の開いてしまった犬服をリメイクする方法を紹介しました。
アップリケで隠すだけでも簡単に穴を塞ぐことができますが、生地を追加したりデザインを少し変えたりすることでいままでの犬服とはまた違った雰囲気で着ることができるようになります。
新しい犬服を作るより、リメイクの方が縫い代など細かいところの作業が難しかったので、そういう所は手縫いで仕上げました。ミシンで縫いにくいなと思ったところは、手縫いで縫っていきましょう。多少曲がったり、歪んだりしても、着せてみるとあまり目立たなかったりするので、リメイクは神経質にならずに楽しく作るといいと思います。
手縫いやミシンで汚くなってしまったところが気になるようでしたら、リボンや釦などを付けて隠したりもできます。
是非リメイクを楽しんでみてください。
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